ABEJAとクラウディアン、ABEJA PlatformにおけるCLOUDIAN HYPERSTORE活用に向けた技術連携発表
2017年12月12日
クラウディアン株式会社
クラウディアン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:太田 洋 以下:クラウディアン)は、ディープラーニングを活用し産業構造の変革をサポートする株式会社ABEJA(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO兼CTO:岡田陽介、以下 ABEJA(アベジャ))と、ABEJAのディープラーニングを活用したPaaS技術である「ABEJA Platform」におけるスケールアウト型オブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HYPERSTORE」利活用に向け、ABEJA Platform Partner Ecosystemのパートナーに参画し、技術連携したことを発表いたします。
ABEJAは、AIのブレークスルー技術であり、蓄積されたビッグデータから人間の手を介さずしてそのデータを適切に表現する特徴を自動的に見つけ出す「ディープラーニング」技術を活用したサービスを提供しています。これまで、ディープラーニング技術を活用し様々な大量データの取得・蓄積・学習・解析・出力・フィードバックを行うPaaS(Platform as a Service)技術である「ABEJA Platform」の研究開発を行っています。また、「ABEJA Platform」をベースに、小売・流通に特化したSaaS(Software as a Service)「ABEJA Platform for Retail」は、国内の420店舗以上(2017年10月末時点)に導入され、店舗運営の改善に資するソリューションを提供しています。2016年6月には、ダイキン工業株式会社の技術開発拠点であるテクノロジー・イノベーションセンターと、ディープラーニングを活用したPaaS 領域における協業を開始し、製造業界にも進出しています。
クラウディアンは、日本で生まれ、シリコンバレーを本社とするベンチャーであり、スケールアウト型オブジェクトストレージ製品「HYPERSTORE」をグローバルに展開しています。従来型ストレージ装置や他のオブジェクトストレージ製品との大きな違いは、小規模に始め、データ量の増加とともにノードを追加するだけでペタバイト超級に拡張できる、Amazon S3と同等のクラウドストレージシステムをお客様のデータセンター内に構築運用できるという点にあります。国内外クラウドストレージサービス、エンタープライズITにおけるアプリケーション、IoT、AI、ビッグデータ分析等に使われる大量データを経済的に、安全に保存するストレージ基盤として活用されています。
クラウディアンが、ABEJA Platform Partner EcosystemのIoTネットワークパートナーとしてABEJAが提供するプログラムに参画することにより、クラウドが採用するストレージアーキテクチャと同様に大量データを経済的に、効率的に、かつ信頼性高く保存でき、物理的な装置の制約がなく、APIで操作できる「HYPERSTORE」と「ABEJA Platform」を連携したシステムを提供できるようになります。そして、オンプレミスにおいて大量データを蓄積しながらAI開発、運用ができるシステム環境を構築できます。特に、製造業の工場や研究開発など、機密情報保持のためにインターネットから隔離されクラウド利用が難しい現場等や、クラウドとオンプレイスを使い分けるハイブリッドクラウドとしての利用も見込まれます。
■ 株式会社ABEJAについて
ABEJAは、蓄積されたビックデータから、人間の手を介さずしてそのデータを適切に表現する特徴を自動的に見つけ出す「特徴量抽出」の自動化を行う「ディープラーニング」を活用し、多様な業界、シーンにおけるビジネスの効率化・自動化を促進するベンチャー企業です。2012年の創業時より、国内のAI関連を専門とする大学教員陣と連携し、ディープラーニング技術などの研究を行っており、提供するサービスで用いられるディープラーニングの技術は、すべて自社で開発しています。現在は、小売・流通業界を中心にサービスを展開し、株式会社三越伊勢丹ホールディングス、株式会社ゲオ、株式会社ジュンなど、国内大手小売企業を対象に約420店舗以上への導入実績があります。また、2016年6月には、ダイキン工業株式会社の技術開発拠点であるテクノロジー・イノベーションセンターと、ディープラーニングを活用した協業を開始し、製造業界にも進出しています。
■ CLOUDIAN HYPERSTOREの概要
日本で生れ、現在はシリコンバレーに本社を置くクラウディアンが開発提供する「CLOUDIAN HYPERSTORE」は、ソフトウェアデファインドのオブジェクトストレージ製品です。汎用サーバーをハードウェアに使い、3台からスモールスタートし、数ペタバイト超級にまでスケールアウトできる高い拡張性を有します。複数サーバー間、さらには複数データセンター間でも、自動複製・分散配置により堅牢にデータ保護します。国内外の大手クラウドサービスとエンタープライズITのオンプレミス・ストレージとして採用されています。