クラウディアン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役 太田洋)は、スイスのIaaS(Infrastructure-as-a service)プロバイダーであるHIAG Data社が、ハイブリッドクラウドストレージソリューションのために、2ペタバイト容量のCloudian HyperStoreを2つのデータセンターに導入したことを発表しました。

Cloudianを採用したことで、HIAG Dataの顧客は、エンタープライズにとって最適となる、スイス拠点のサービスとAmazon S3クラウドストレージとの完全互換性という恩恵を得られます。顧客はHIAG DataストレージとAmazon S3ストレージを共通の管理環境で利用できます。

スイスにはコンプライアンス規制があり、特定種類のデータは国内に保管することが求められます。このサービスを使えば、該当する種類のデータは、HIAG Dataのスイスにある2つのデータセンターに保管する一方、他のデータはAmazon S3に保存できます。キャリア非依存のL2プライベート光ファイバーネットワークが、顧客とデータセンター間を安全に接続しており、フランクフルトとミラノの拠点にも直接接続しています。

Cloudian採用前、HIAG DataはSANベースのストレージソリューションを使っていましたが、コストが高く、容量追加が複雑でした。

HIAG DataのChief Operations OfficerであるHanspeter Tinner氏はコメントしています。「私たちは、Amazon S3完全互換であり、ノード追加だけでサービス停止なく拡張できるCloudian HyperStoreを選びました。顧客は、プライベートネットワークで安全に通信を行いながら、必要な場所にデータを保存できます。」

「HIAG Dataは、安全にデータセンターを保護する基盤を持ち、スイスで強力に事業展開しています。クラウディアンのEMEA担当営業ディレクターであるJacco van Achterbergはコメントしています。「Tier3ストレージにCloudian HyperStoreを選択することで、可用性が高く、迅速に拡張できるオンプレミスストレージというモデルが完成しました。」

 

■ クラウディアンについて

日本と米国を開発拠点とするクラウディアンは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス環境でハイブリッドに活用できるSDS(Software Defined Storageソフトウェア定義ストレージ)である「CLOUDIAN HyperStore」をソフトウェア製品およびハードウェアアプライアンス製品により提供しています。CLOUDIAN HyperStoreは、数十テラバイトから数ペタバイト超級のビッグデータを経済的に保存できるストレージ製品です。汎用サーバーをハードウェアに使うソフトウェア製品であり、クラウドストレージの事実上の標準Amazon S3 APIに準拠しています。複数サーバー間、さらには複数データセンター間でも、自動複製・分散配置により堅牢にデータ保護します。日本におけるNTTグループをはじめ、世界の大手クラウドサービスと、数多くのエンタープライズITのオンプレミス・ストレージとして採用されています。

※本プレスリリース内の商標や登録商標はすべて各所有者の資産です。